オオバン(クイナ科)には,カモ類の足指に見られる水かき膜がなく,指に木の葉のような弁足(挿入写真)が複数付いている。これをうまく使って,泳ぐ・潜る・離水・着水をしている。カイツブリにもよく似た弁足があり,水族館ではそのしくみの素晴らしさを水槽で見える化しているという。ただ同じクイナ科のバンは弁足も持っていない。水鳥の足指一つとっても進化の多様性を垣間見れる。