今年もアサギマダラの渡りの時期になり,宮田高原へ出かけてみた。昨年より一週間ほど早かったが,優に100頭を超えるアサギマダラがフジバカマの花に群がっていた。この時期は雨が多くて,天気予報によってこの日を撮影日に決めていたので,晴れて良かった,もってるかな!
 この蝶は後翅裏の端に黒い斑点があるのが雄で(左上),この性標がないのが雌になる(右上)。つまり後翅の表からでは雌雄は判別できない(中央)。また南方への渡り調査に必要となるマーキングも盛んに行われていた(ベッカー便りの2020年版9月の便りを参照)。片道切符で寿命の短い蝶にとって,この渡りの成功が未来を支えている。