今年も師走となり,河川敷はだんだん風が冷たくなってきた。そんな中,成虫のまま越冬するキタテハとルリタテハに出会った。両蝶とも朝日を一杯に浴びて冬に備えているように見えた。ほぼ雌雄同色で,翅を立てていると裏が茶褐色で落ち葉などと同化してわかりにくい。
 上のキタテハは翅の後翅裏側に白いC模様が見られ,後翅表側の黒斑中に青い点がある。下のルリタテハは属中では唯一の存在であり,しかも翅を開くと瑠璃色の帯模様が美しい。




 両種ともこのまま無事越冬して,早春に元気な姿と再会したいものだ。