朝方庭に出たところ,渓谷対岸の山並みに幻想的な筋状の霧がかかっていた。急いでカメラを取りに戻ったが,その間にも刻々と姿を変えながら流れ,5~6分後には一面の白い霧で覆われた。天竜川の渓谷から立ち上る霧がその日の気象条件によって描いた一瞬の芸術だ。