夜,ヤブキリ(キリギリス科)のハンティングを目撃した。ケヤキの木から突然アブラゼミが悲鳴をあげながら落下してきた。何事!と,懐中電灯で落下場所を照らしたところ,ヤブキリ(♀)がアブラゼミを襲って食べていた。翌朝その場所を見るとセミの頭部がなくなっていた(挿入画)。ネットによるとヤブキリはカマキリも倒す名ハンターらしい。おそらくこの雌は産卵の栄養補給に必死だったのだろう。一方,食べられた雄のセミは子孫を残せたのだろうか。自然界は厳しい,しばし涼しく感じた夜だった。