| ★遺伝物質として重要なＤＮＡとＲＮＡは（ア）という成分である。（ア）は塩基と五炭糖とリン酸が結合したヌクレオチドが構成単位となり，塩基に（イ ）種類あり，五炭糖に（ウ）種類ある。
（１）２ （２）核酸 （３）５ （４）リボ核酸
（ア）
（イ） （ウ）
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| ★ＤＮＡとＲＮＡのヌクレオチドの違いは二つある。まず，ＤＮＡの塩基はＡ，Ｃ，Ｇ，（ア）の４種類であり，ＲＮＡの塩基はＡ，Ｃ，Ｇ，（イ）の４種類である。もう一つはＤＮＡの五炭糖が（ウ）なのに対してＲＮＡの五炭糖は（エ）である。
（１）リブロース （２）デオキシリボース （３）Ｕ （４）Ｔ （５）リボース
（ア）
（イ） （ウ） （エ）
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★ＤＮＡは２本のヌクレオチド鎖が塩基で対合しながら二重ラセン構造をしている。ＤＮＡの構造的特徴として当てはまるのはどれか。
２本のヌクレオチド鎖は五炭糖と塩基の結合が互いに逆向きになっている。
塩基対の形成には法則性（相補性）があり，ＡとＵ，ＣとＧが対になっている。
塩基対の間は水素結合と呼ばれる弱い化学結合になっている。
二重ラセンは普通（Ｂ型），右巻き・１５塩基対で１回転している。
二重ラセンの直径は約２０ｎｍである。
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★ＲＮＡは，
ＤＮＡの片方のヌクレオチド鎖の塩基配列をもとに塩基の相補性に従って合成される。ＲＮＡの合成過程として当てはまらないのはどれか。
ＤＮＡの塩基Ａが，Ｕに置換されて合成される。
ＤＮＡの塩基Ｔが，Ａに置換されて合成される。
この合成過程を転写という。
ＤＮＡポリメラーゼによって反応が進行する。 |
★（ ＤＮＡ ＲＮＡ ）上の転写開始点の上流にあって，転写を開始するための信号となる塩基配列を（ プロモーター スターター ）といい，また，下流にあって転写を終結するための信号となる塩基配列を（ ターミネーター ストッパー ）という。
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★ＲＮＡはその役割の違いから，リボソームの構成成分となる（ア），そのリボソームへ特定のアミノ酸を運搬する（イ），アミノ酸の配列順序の情報となる（ウ）の３種類に大別される。
（１）ｍＲＮＡ （２）ｔＲＮＡ （３）ｃＲＮＡ （４）ｒＲＮＡ
（ア）
（イ）
（ウ）
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★ＤＮＡの遺伝情報として当てはまらないのはどれか。
(1)ＤＮＡの片方の鎖（活性鎖or鋳型鎖）の塩基配列が情報になっている。
(2)ｒＲＮＡを合成する。
(3)トリプレット（３つ組塩基）が情報の単位になっている。
(4)トリプレットの種類は６４種ある。
(5)転写されたｔＲＮＡ上のトリプレットは遺伝暗号（コドン）と呼ばれる。
解
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★下図はＤＮＡからＲＮＡが転写される様子を示したものである。図中の（ア），（イ），（ウ）に当てはまる塩基は何か。
（１）Ｃ （２）Ａ （３）Ｇ （４）Ｕ （５）Ｔ
（ア）
（イ） （ウ）
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| ★真核細胞では，遺伝情報となるＤＮＡ部に，（ア）と呼ばれる無駄なＤＮＡ部分が介在し，意味のあるＤＮＡ部分はいくつかの（イ）に分断されている。それで機能的なｍＲＮＡをつくるためには，まず，ＤＮＡの全塩基配列が転写されたＲＮＡ（ｍＲＮＡの前駆体）を合成する。次に，（ア）から転写されたＲＮＡ部分を切断・除去し，（イ）から転写されたＲＮＡ部分をつなぎ合わせている。この切り貼り過程を（ウ）といい，核内で行われる。
（１）カットソー （２）イントロン （３）エキソン （４）スプライシング （５）バイオトロン
（ア）
（イ） （ウ）
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★核内で完成したｍＲＮＡが細胞質へ移行すると，その鎖の（ ５’末端 ３’末端 ）側にリボソームが付着し，（ ３’末端 ５’末端 ）側へ向かって移動を開始する。リボソーム中では，ｍＲＮＡの塩基配列がアミノ酸と対応する遺伝暗号（コドン）として解読されるが，読み始めとなる開始コドンは（ ＡＴＧ ＡＵＧ ）であり，（ メチオニン トレオニン ）と対応している。読み終わりとなる終止コドンは３種類あるが，どのアミノ酸とも対応しないので（ イノセンス ナンセンス ）コドンと呼ばれる。
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★下図はリボソームの移動にともなっておこる翻訳過程を示したものである。図中の（ア）と，それを含む（イ）に当てはまる適当な名称は何か。
（１）アンチコドン （２）ｒＲＮＡ （３）開始コドン （４）ｔＲＮＡ
（ア）
（イ）
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| ★翻訳によって合成されたポリペプチドはその後，立体構造をもつタンパク質になる。同じタンパク質を何分子も合成する場合は，ｍＲＮＡ上を（ ｔＲＮＡ リボソーム ）が数珠つなぎになって移動する。この状態を（ ポリソーム ポリＲＮＡ ）といい，（ ｔＲＮＡ ｍＲＮＡ ）が壊れるまで続く。
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| ★生物がもつ遺伝情報は（ア）→（イ）→（ウ）と流れ，逆行することはない。つまり，（ア）が（ウ）合成を支配している。この情報発現の流れはほとんどの生物に共通であり，（エ）と呼ばれる。
（１）ＤＮＡ （２）セントラルドグマ （３）アミノ酸 （４）タンパク質 （５）ＲＮＡ
（ア）
（イ） （ウ） （エ）
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| ★ＤＮＡの塩基配列に従って特定のタンパク質（酵素）が合成される場合，そのＤＮＡ領域を一つの遺伝子として呼ぶことができる。ヒトのゲノムでは，ＤＮＡはおよそ（ １５億 ３０億 ６０億 ）塩基対あるが，その９８％近くが使われていない領域（スペーサーｏｒジャンクＤＮＡ）で，遺伝子数は（ １．５万 ３万 ６万 ）ぐらいといわれる。
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| ★細胞分裂の引き金となるＤＮＡ複製では，まず２本鎖が部分的にほどけ，次いでそれぞれ一方の鎖を（ア）としてもう一方の新しい鎖が合成されている。この複製法を（イ）複製といい，メセルソンとスタールによって初めて実証された。この方法だと，塩基対の相補性に従い，全く同一の（ウ）をもつＤＮＡ二重鎖が出来上がり，遺伝情報を間違いなく（エ）細胞へ伝達できる。
（１）半保存的 （２）鋳型 （３）塩基配列 （４）娘 （５）ＤＮＡ
（ア）
（イ） （ウ） （エ）
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★ＤＮＡ複製に重要な酵素として，ヘリカーゼ（ア），ＤＮＡリガーゼ（イ），ＤＮＡポリメラーゼ（ウ）がある。各酵素の働きは何か。
（１）プライマーを合成する酵素。
（２）複製フォークの開裂を進行させる酵素。
（３）新生鎖（一本鎖）を合成する酵素。
（４）岡崎フラグメントを連結する酵素。
（ア）
（イ） （ウ） |
| ★複製フォークの進行につれて，連続的に伸長した新
生鎖を（ リーディング ラギング ）鎖といい，不連続に伸長したＤＮＡ断片をつなぎ合わせてできた新
生鎖を（ リーディング ラギング ）鎖という。
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| ★真核細胞では，原核細胞と異なり，ＤＮＡは塩基性タンパク質の（ア）と結合した状態になっている。その最小単位を（イ）といい，（イ）の繰り返し構造が何重にも折り畳まれて染色体となる。染色体を構成するこの成分は（ウ）と呼ばれる。
(1)リンカー (2)ヒストン (3)クロマチン (4)ペプトン (5)ヌクレオソーム
（ア）
（イ）
（ウ）
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★ＤＮＡの作用は大きく，（ア），（イ），（ウ）の３つに分けることができる。
（ア）は，ＤＮＡ複製によって遺伝情報を正確にコピーし，その後に続く細胞の分裂・増殖をコントロールする作用。（イ）は，遺伝情報をもとに酵素を含む多種多様のタンパク質合成を支配し，結果として生物個体が示す遺伝形質を発現させる作用。そしてＤＮＡは，長年月の間に（ウ）を起こす。これが原動力となって多様な生物が進化したと考えられている。 (1)自己複製 (2)突然変異 (3)形質発現 (4)自己増殖 (5)恒常性
（ア）
（イ）
（ウ）
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| ★植物細胞では，核内ＤＮＡのほかに，核外ＤＮＡがミトコンドリアと（ア）に存在する。（ア）は，受精の際，卵の細胞質に含まれるものだけが子に伝えられるので，（ア）のＤＮＡによる遺伝は（イ）と呼ばれる。 (1)卵性遺伝 (2)小胞体 (3)母性遺伝 （細胞質遺伝） (4)葉緑体
（ア）
（イ）
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