ベッカー便り

  ベッカーは,キャンピングトレーラーを設置したセカンドハウスで,別車をもじった呼名で ある.南信州の名勝天竜峡近くにあり,アウトドアライフのベースキャンプとして利用中(土地見取り図参照)。
 この地には懐かしい里山の自然が多く残っており,四季折々の情報をお知らせしたい。また,行きがかり上,ベッカー に隣接した荒れた里山(約7000坪)を買うはめになり,その里山再生の奮闘記も報告したい。
里山とは,人と自然とが共存できる再生可能な生態系をいい,生物多様性の保持が鍵となる。



二代目トレーラー Airstream Classic 30F Limited (2007年USA製)

 

天竜峡付近の里山風景


<以下は2022年版>

10月の便り(上旬)

 今夏は異常に暑く,その上エアコンのトラブルでクーラーが使えず,アプローチの草刈りなどの山仕事を最小限にとどめて,ほとんど出かけなかった。 10月に入ったので,もう涼しいだろうと思い出かけてみた。ところが朝晩は軽い暖房が,昼には蒸し暑くなり扇風機が必要だった。不安定な気候で,晴れた日が続かず,山仕事はあまりはかどらなかった。
 渡り鳥のノビタキが偶然南下していたので写真を撮って早々に退散した。
(来春までこのページはお休み)



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7月の便り(上旬)

 6月上旬にやり残したアプローチ道路沿いの伐採,生け垣の剪定,草刈りなどに出かけた。いきなり梅雨明けの陽気になり,面食らったが,セミの声はせず,今年の夏はどうなることやら心配だ。
 ただ,雑木林の梢の間をオオムラサキ(国蝶)が何頭も元気そうに滑空していた,良い増加傾向だ。



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6月の便り(上旬)

 5月中旬は能登半島の輪島市の実家に車で帰省していた。兄夫婦は共に80歳を過ぎたが,元気そうで,先祖の墓参りまで準備してくれた。新型コロナがこのまま終息したら,また再会したいものだ。
 今回は,アプローチと庭の草刈り,伸び過ぎた竹の子の伐採にでかけた。加齢と共に平衡感覚が衰え,斜面での作業がうまくできない。娘からは,転倒による骨折に気をつけるよう言われているので,自分で出来る範囲で無理しないようにしている。



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5月の便り(上旬)

 相変わらず新型コロナウイルスの感染が蔓延しているが,今春は重傷者が全国的に少なく,蔓延防止策を適応する都府県がなく,久しぶりに制限のない大型連休となった。ただ,密集が怖いので,人混みは避けたい。



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4月の便り(上旬)

 ベッカーを春にオープンするため,2日に出かけた。今春は急に気温が高くなり25℃を超える日が続いた。周囲のエドヒガンサクラがいっきに咲き,そのあと天竜峡公園では三つ葉ツツジも開いた。いきなり初夏の陽気だ。
 ただ,新型コロナウイルスも感染者が増加しており,観光客は少ないように感じた。



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<以下は2021年版>

11月の便り(上旬)

 新型コロナウイルス感染者は5波の後,今のところ全国的に収束している。ただこの先どうなるかはわからない。
 今月に入ると日増しに紅葉が進んでおり,庭ではドウダンツツジやイロハモミジが見頃だ。その分,朝夕の冷え込みがきつく,1℃前後まで下がった。
 今回は,庭の落ち葉の片付けと,トレーラーの凍結防止をして早めに帰宅した。(来春までこのページはお休み)



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10月の便り(上旬)

 新型コロナウイルス感染者の緊急事態宣言が全国的にすべて解除された,この後,第6波が来ない事を願うばかりだ。
 今月上旬はまだ紅葉には早く,庭ではコブシの実がはじけて赤い種子になり,来る秋を感じた(写真)。
 今年の探鳥会は無くなり,少しだけ除草をして帰宅した。



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9月の便り(上旬)

 デルタ株による新型コロナウイルス感染者の増加がなかなか収まらず,岐阜では緊急事態宣言が9月末まで延長になった。
 この時期,1ヶ月に一回は雑草刈りが必要なので出かけた。ところがいつもの立ち寄り温泉が閉まっていて,しかたなくトレーラーのシャワーでしのいだ。たぶん今回の草刈りで来春まで持ちそうだ。
 周囲の様子は,ミンミンゼミが終わりをむかえ,ツクツクボウシが行く夏を惜しんでいた。



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8月の便り(上旬)

 新型コロナウイルス感染者がまた急増しており,デルタ型株による5波に入っている模様。大都会では病床数を確保できず,医療崩壊を起こし始めている。先が見えない!
 オリンピックはほぼ無観客ながら,大禍なく終えることができホッとしている。個人的にはそれなりに盛り上がった面も感じた。
 今夏は雑草の伸びが旺盛なので,お盆前に草刈りに出かけた。



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7月の便り(中旬)

 6月下旬で新型コロナの2回目のワクチン接種が無事終わり,ホッと一安心。次は月末に娘のアリサが一回目のワクチン接種予定。
 一年間延期されたオリンピックが今月からいよいよ始まるが,新型コロナウイルス感染者も増加しており,ほとんどの競技は前代未聞の無観客での開催となる予定。うまく盛り上がればいいのだが・・・



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6月の便り(上旬)

 先月下旬に新型コロナのワクチン接種(1回目)をしてもらい,一週間が経ったので,草刈りと剪定に出かけた。
 今月に入ってからも乾燥した日が続き,気温もぐんぐん上昇していきなり真夏日になった。体調管理に苦労したが,毎年の梅雨対策の作業を何とか終えた。
 帰宅後に2回目のワクチン接種があるので,これが済めばひと安心と言ったところだ。



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5月の便り

 娘と孫たちは大型連休の前半をベッカーでキャンプがてら過ごした。そのあと私が入り,竹林の不要なタケノコを伐採した。
 新型コロナウイルス感染者はどんどん増加し,今月からは感染力の強い変異株に置き換わってきているらしい。オリンピック開催もどうなることやら・・・



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4月の便り

 娘が今春のサクラを見たいというので,私は前もって3月下旬に出かけ,ベッカーを使えるようにして待っていた。ちょうど娘の誕生日頃(初旬)にサクラが咲き,久しぶりに親子で楽しんだ。
 今年も新型コロナウイルス感染者が全国的に増加しており,どうなるか心配だ・・・



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<以下は2020年版>

11月の便り

 今年最後の山仕事にしようと初旬に出かけた。周囲の紅葉はやや遅れ気味だが,天候に恵まれ,きれいな色づきのように思えた。
 それにしても,GO TO キャンペーン以後,新型コロナウイルス感染者が全国的にどんどん増加しており,心配だ。来年はどうなることやら・・・(来春までこのページはお休み)



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10月の便り

 今月はまず草刈りで一定の成果を上げること。もし時間があれば地元の探鳥会に参加する予定だ。
 草刈りが順調に進み,一段落したので,天竜川沿いの探鳥会に参加した。ただこの時期は南へ渡去する鳥が多く,渡来して越冬するするものはまだ少ない。



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9月の便り

 夏休みに向かってGO TO トラベルが解禁されると,新型コロナウイルス感染者がどんどん増加した。2ヶ月経ってようやく落ちついてきたので,13日に出かけた。予想通りの草茫茫で,アプローチの草刈りから始めた,先は長い。
 途中の息抜きとして,宮田高原の「アサギマダラの里」へ撮影に出かけた。アサギマダラはあさぎ色(淡いブルー)の透けるような翅が美しい大型蝶で,初秋の高原に多数の集団を形成した後,一斉に南方へ渡りをする珍しい蝶である。
 高原の一角にフジバカマが満開に咲いていて,その花の蜜を求めてこの蝶がふわりふわりと滑空しながら乱舞する光景は別世界へ来たようだった。初見ということもあり,夢中でシャッターを押し続けた。


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7月の便り

 GO TO トラベル推進策によって県をまたぐ移動が解禁されたが,地元では新型コロナウイルスの感染防止対応に追われていた。飯田市を中心とする地元は人口10万余りしかなく,このウイルス感染者の入院可能な市民病院の能力は5人ぐらいらしい。他府県からの観光再開は痛し痒しと言ったところか・・・つまり,他府県ナンバーの車は監視されている。
 今回は2週間滞在した(12日〜26日)。例年になく梅雨が強く降り続き,一日としてまともに晴れた日がなかった。近くの天竜川は増水し,濁流になっていた。
 セミはニーニーゼミと夕方カナカナゼミが鳴いていた。アブラゼミは出番が遅れている。わずかな陽差しの中,運よく庭を訪れてくれたのがカワラヒワと季節の蝶たちで,癒やされた。



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6月の便り

 地元の友人からの連絡によると,ベッカーの雑草が腰の高さぐらいまで伸びているという。この分だと竹林の不要な竹の子は伸び放題だろう。何とか早く伐採処理しないと・・・ 他県をまたぐ移動解禁日を予想しながら,一応ここにも現住所があるので,少し早めに出かけた。
 それでも,伸びすぎた雑草刈りと竹林の処理を終えるのに2週間かかった。また,想定外のマイマイガの幼虫大発生が7年ぶりに重なり,庭は毛虫で埋め尽くされた。今回は新型コロナとマイマイガの幼虫に振り回されてヘトヘトになったが,最後の日に温泉に入れたのがせめてもの救いだった。
 21日の早朝,天竜峡インターの先に昨年開通した天竜峡大橋(写真)をちょこっと見学して,いつもどおりにこのインターから岐阜へ帰った。来月はもう少しのんびりした〜い!



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4月の便り(春の目覚め2景)

 新型コロナウイルスの地方への感染拡大を防止するため,長野県では大型連休に向かって知事が「観光は全面的にお休みです!」と宣言した。ほとんどの行事,イベントを中止し,観光施設や道の駅などを休業にして,県外から県内への人の移動を徹底して阻止する方針だ。
 そんな中,大型連休前にベッカーの春支度を済ませるべく,18日に出かけた。メインのヒガンザクラの花見は終わっていたが,1週間の予定でトレーラーの内外を片付けて常時使えるようにした。また竹の子とワラビのお土産も何とか収穫して持ち帰ることが出来た。
 来月からの予定は全く未定で,新型コロナウイルス次第だ。せめて温泉に入れないと・・・



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<以下は2019年版>

11月の便り

 今年の紅葉は遅れていて,色付きもドウダンやモミジ類以外はあまりきれいでない。中旬になってようやく秋らしい気配になってきたが,全体的にバラバラでまとまりのない紅葉だ。
 剪定と草刈りが一段落したので,晩秋に初冠雪した千畳敷カールと宝剣岳を見たくなり,12日に中央アルプスの駒ヶ根高原へ出かけた。
(来春までこのページはお休み)



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9月の便り(下旬)

 お彼岸に入り熱帯夜はなくなったが,日中ではまだ真夏日が続いている。先月と同様,涼しい早朝に山仕事をすませ,何とか私道沿いの草刈りを終えた。来月からは居住区より下段の平地の草刈りに入りたい。
 周辺の季節感は,天候不順もあり,動植物ともチグハグに進んでいる気がする。スッキリした秋晴れに早く会いたい・・・。



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8月の便り

 今夏は,梅雨明けの遅れもあって,いきなりの猛暑日が続き,予定の山仕事の半分も進まなかった。昨夏と同様の暑さで,熱中症を避けて,山仕事は朝7時〜9時までが限界だった。歳のせいもあるが,何せ暑かった。
 亡き妻の初盆なので,14日に帰宅した。岐阜は熱帯夜だとかトホホ・・・このあと大型の台風10号が通過するので,もう少し気温が下がることを期待したい。



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6月の便り

 竹林の不要な竹の子を伐採処理し,居住区の伸びすぎた雑草刈りも終えたので,残雪の乗鞍岳を見に乗鞍高原へ出かけた。この高原にはかって毎年スキーでお世話になった民宿があり,そこの御夫妻に妻の生前お礼を兼ねて会いたくなったからである。2泊3日の滞在だったが,昔話に花が咲き,楽しいひとときを過ごすことができた。そして,この時期ならではの乗鞍岳の雪渓を堪能した。



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4月の便り(4〜18日)

 ベッカーには20本余りのヒガンザクラが自生しており,その開花を予想して4日に出かけた。陽の当たる所ではいい感じで咲き始めていたが,朝晩肌寒い日が続き,例年より一週間ほど遅れて見頃を迎えた。
 そんな折り突然のなごり雪に見舞われ,一晩で一面銀世界に変わった。10cm以上の積雪と重い雪のせいで,満開のヒガンザクラが枝垂れ桜のようになった。初めての雪見桜の経験にビックリ仰天!。
 この湿雪によってモウソウ竹と赤松の枝が多数折れ,翌日からはその後片付けに追われた。



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<以下は2018年版>

11月初旬の便り

 妻を見送って,忌明けも無事終えたので,気持ちの整理を兼ねて3ヶ月ぶりに出かけた。
 中央アルプスの主峰木曽駒ヶ岳がうっすらと冠雪していて,麓の里山では秋本番を迎えようとしていた。朝の気温が2℃に冷え込む日もあり,どんどん紅葉が進んでいた。地元名産「市田柿」の干し柿造りは今が最盛期で,夜遅くまで続いていた。
 しばらくの間は軽い山仕事で体力の回復を図り,第3の人生に向かって頑張りたい。



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7月の便り(20〜25日)

 このところの暑さは全国的に異常で,岐阜の自宅周辺で最高気温39.6℃を記録したが,長野のベッカー周辺でも37℃に達し,今回は山仕事を断念した。日中にはアブラゼミも鳴かない暑さだった。
 熱中症にならなくて早朝から午前中に出来ることはないか・・・そうだ!ケヤキの木陰で休憩しながら,水遊びがてらトレーラーを洗車することに決定。何年か振りに新車時の輝きが甦った。



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6月の便り(15〜19日)

 梅雨本番をむかえ,晴れ間を縫って山仕事に励んだ。先月からモウソウ竹の伐採を始め,居住区に侵入しないように,悪戦苦闘しながら少しずつ竹林を後退させている。
 雑木林では,ウグイスに加えてホトトギスがトッキョキョカキョクと盛んに鳴いていた(私は特許許可局と覚えている)。ひょっとすると,ウグイスの巣に托卵(たくらん)しようとたくらん?でいるのかも・・・



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5月の便り(18〜23日)

 梅雨入りを前に,まず伸びたタケノコを伐採(斜面の竹林なので大変),次いでアプローチ道路と居住区の除草・邪魔な枝の剪定,最後に敷地内の排水溝の掃除(100m以上有り,これが一番厄介で重労働),老体にむち打ちながら何とか終えた。
 先月と同様気温が高く,季節感は早まっていた。昨年のこの時期見頃だったナンジャモンジャやモチツツジの花が終わり,庭は緑一色になっていた。夜には静かな星空の下,フクロウの声が谷に響き渡り,癒やされた。ちなみに我が故郷能登半島では,フクロウの鳴き声を「ホー・ホー,ホースケホー・ホー」と表現する。



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4月の便り(下旬)

 20日に春支度のため出かけた。5ヶ月ぶりのベッカーでは仕事のスケジュールが一杯! 冬の片付けと春の準備に追われた。
 今春は例年より1週間ほど早く進んでおり,楽しみな山菜採りも終わりを迎えていた。食べられそうな残りのワラビを摘んで娘の土産に持ち帰った。




<以下は2017年版>

11月の便り(下旬)

 25日から今年最後となる冬仕舞いに出かけた。紅葉はすでに終わり,冷えた朝晩には霧がすごかった。
 居住区ではクヌギ・コナラ・ケヤキなどの枯れ枝と落ち葉が歩きづらいほど散乱していて,その片付けに2日間かかった。そのあと,敷地内の道路沿いを全て草刈りし,末端まで車が通れるように整備した。トレーラーの冬支度に万全を期し,29日に帰宅した。(来春までこのページはお休み)



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10月の便り(下旬)

 今月は家内のショートステイが短くて,ベッカーには出入り3日間(28〜30日)しかとれなかった。しかも台風22号の通過と重なり最初の2日間が大雨だった。残念ながら紅葉狩りは諦めた。最終日に念のため水道管凍結防止の水抜きをして帰宅した。来月に期待したいが・・・




9月の便り(下旬)

 秋分の日を過ぎたのにまだ昼の気温が高く,夏と秋が同居するちぐはぐな季節感が続いていた。そんな中でもススキの穂が開き,ナツハゼの実が熟し,初秋を感じた。
 今回は,18日の台風で折れた枝の後始末に追われ,平地A(土地見取り図参照)の草刈りをするのが精一杯。お土産にこの時期の果物を買って帰宅した。地元産のフレッシュなシャインマスカット・梨の南水・りんごの秋映えは美味しいゾ〜。ちなみに松茸は高くて手が出なかった。



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8月の便り(下旬)

 アブラゼミに変わって,ミンミンゼミとツクツクボウシの大合唱が夏の終わりを告げていた。
 盛夏に伸びたクズの蔓が道路を埋め尽くし,庭も草茫茫になっていた。今回はひたすら草刈りに専念し,アプローチ道路から居住区周辺までの生活を確保した。
 夜にはコオロギが鳴き始めていて,今年は中途半端な季節感のまま秋になりそうな気配だ。



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7月の便り(下旬)

 家内のショートステイに合わせて22日に出かけた。ネムノキの花が真っ盛りで,辺りはニイニイゼミとヒグラシの大合唱だった。アブラゼミはこれからが本番といったところで,いつもより遅れた季節感だ。
 今回の目的は,最初に,壊れた冷蔵庫を取り外すのだが,この冷蔵庫は電気とガスの両方に対応するタイプで接続が厄介だ。エアストリーム日本代理店のエンジニアとの写メールと電話での指導の下,電気系(120V,100V,12V)の配線はうまく切断できた。ガスの方は電磁弁で遮断した配管をまるごと外すのでかなり苦労した。ともあれ何とか自力で処理できてホッとした。そのあと,新しい冷蔵庫(日本製)を搬入する二人の若者が旧い冷蔵庫を上手に運び出してくれ,まずはメデタシ・メデタシ!最後に,設置した新しい冷蔵庫の周囲にできた隙間をシール材等で密閉して完成。あっという間に休みの5日間が過ぎた。



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6月の便り(下旬)

 季節感はまだ昨年より遅れていた。ガクアジサイの花見は来月の10日頃が見頃になりそう。庭の果実も,グミがようやく食べ頃になったが,ビワとブルーベリーは来月になりそうだ。
 山仕事が予定どおり終わり,これから自由時間というときにトレーラーの電気系統にトラブルが発生,漏電ブレーカーが切れた。原因は冷蔵庫が壊れてショートしたらしい。特殊な冷蔵庫なので,来月までに対策を考えねばならず,頭が痛い。



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5月の便り(下旬)

 まだ遅れ気味の季節感だが,周辺は着実に新緑から青葉に進んでいた。渓谷にはこれまでのウグイスに加えてカッコウの鳴き声がこだましていた。この時期にしてはめずらしく真夏日が続き,着替えに苦労した。今年の夏も暑くなる予感がする。
 今回は,最初にモウソウチクの伸びたタケノコを全て切り倒して処理し,そのあとアプローチ道路から居住区までを念入りに除草した。それでも雑草の伸びる時期なので,来月下旬までもつかどうかちょっと心配。



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4月の便り(下旬)

 今年の春暦は例年より1週間ほど遅れていた。下旬なのにまだサクラが咲き残っており,タケノコとワラビ・タラ・コシアブラの芽が本番を迎えていた。家内のショートステイに合わせてくれて,天に感謝!山仕事の合間に山菜を出来るだけ収穫して手土産に持って帰り,タケノコは近所にもお裾分けし,よろこばれた。



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3月の便り(下旬)

 4ヶ月間の冬ごもりを終え,トレーラーの様子を見に出かけた。幸いこれといったトラブルもなく,早速トレーラー周辺の山仕事に取りかかった。
 最初の日はルンルン気分でスタートしたが,2日目ぐらいから手がしびれて腰ががくがくし,ヘロヘロになった。さすがに冬眠のブランクによる体力低下を感じた。暖かくなるまでは無理をしないで軽い作業で体を慣らし,体力回復したい。
 今回も友人の奥さん二人から美味しい食事(炊き込みご飯,煮物,おひたし,漬け物etc.)の差し入れがあり,さらにお土産まで頂き,感謝・感謝!



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<以下は2016年版>

冬支度(11月下旬)

 家内のショートステイにあわせて,今年最後の草刈りと冬支度のため出かけた。
 前回の草刈りでやり残した道路沿いをすべて刈りとり,それに通じる平地部も全体の2/3ほど除草できた(
土地見取り図参照)。ただ斜面部はほとんど手付かずで,来年送りとなったが,ここまでよく頑張れたと思う。
 今冬は自由に来られそうもないので,積雪と凍結防止対策に万全を期し,23日に帰宅した。その翌日,季節外れの14cmの積雪になった(33年ぶり)とニュースで知り,ぎりぎり間に合った。この冬もどうなることやら・・・



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11月の便り

 家内のショートステイを利用して,4ヶ月ぶりに草刈りに出かけた。予想通り,アプローチの道路からトレーラーまで草茫茫になっていて,車がまともに入れない状態だった。早速刈り払い機を取りだして夕方までフル回転し,何とか車が通れるようになった。お隣の奥さんが心配して夕食のおかずを持ってきてくれ,その味が心にしみた。翌日から3日間敷地内の道路沿いを中心に除草し,湧き水も汲めるようになった。これで来春まで元の生活ができ,一安心!



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10月の便り

 ネットで「ウワミズザクラ(ハハカ)の果実酒はブランデーのナポレオンよりうまい」という記事を見た。ただ,この実は,小鳥の大好物でもあり,適度に熟した実を多量に確保するのはなかなか容易でない。今春たまたまトレーラーのすぐそばに実が色づき始めた木を発見,急いで収穫した(左写真)。記事のレシピに従って,初めてウワミズザクラの果実酒を造ってみた(右写真)。



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(家内が9月5日に退院し,自宅で介護中)


4月の便り

 初旬に家内の両足が悪化し,再入院。今回は長引きそうなので,退院するまでこのページはお休み。


3月の便り

 初旬に岐阜で家内が発作を起こして入院。下旬に退院したものの30日現在,自宅で歩行のリハビリ中。



2月の便り

 中旬に春本番を思わせるポカポカ陽気の日が続き,ビックリポン。その後は寒暖の差が大きく,朝に霜柱ができる日もあり,体調管理に苦労した。今回も軽い山仕事で済ませ,下旬に帰宅した。春は近くて遠い。



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1月の便り

 年始も暖冬続きで,10日に様子を見に出かけた。雪は全くなく,雨も少なく,乾燥した松の内だった。この陽気のせいか,もう梅の花が咲いていた。遠くの南アルプス山脈も冠雪がほとんどなく,スキー場の雪不足が心配だ。
 今回は二人とも風邪気味だったので,簡単な山仕事で体を慣らした後,17日に帰宅した。




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<以下は2015年版>

12月の便り

 初旬から小春日和が多く,これまでにない暖冬のスタートだ。霜の降りる日が少なく,ナラ類の一部はまだ青い葉をつけていた。地元では例年通り,特産の市田柿(干し柿)造りとリンゴのふじの収穫が最盛期を迎えていた。
 この暖かさに乗じて,気になっていたトレーラーの天窓2箇所を交換・修理し,ついでにバッテリー(2個)も交換した。家内の体調を考慮し,中旬までに冬支度を済ませて岐阜に戻った。
 来年も良い年になりますように!




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11月の便り

 今月に入っても日中の陽ざしが暖かかったので,枝打ちと草刈りは順調に進み,今年度の目標を達成した。紅葉は,やや遅れ気味だったが,中旬に見頃となりきれいだった。庭が日毎に落葉の絨毯となる中,サザンカが元気に咲き始めた。移りゆく秋の季節感だ。



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10月の便り

 土地造成から20年が経過し,里山再生の準備がようやく整い始めた。この間,植樹(200株以上)や自生の木々はたくましく育ち,今では高さ10mを超えるものも出てきた。これからは,暗い林にならないように,間伐・枝打ちを適切に行い,草地も残しつつ,里山特有の生物多様性を促したい。因みに今年だけで20本間伐した。


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9月の便り

 前半は,台風の通過もあり雨続きで,残暑らしい日がほとんどなく,このまま秋に向かう気配だ。残り少ないミンミンゼミとツクツクボウシの声が夏の終わりを告げていた。これからは草刈りを始めとする里山の整備に忙しくなる。




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8月の便り

 7月下旬から8月上旬にかけて猛暑日が続き,これまでにない酷暑の夏になった。毎日,冷たい飲み物や食事にたよる生活で内臓が夏バテになり体調管理に苦労した。何とかしのげたのは,20年前から育てた木々の木陰と南面の阿知川から立ち上る霧のお陰で,夜が涼しくエアコンなしで眠れたことだ。自然の恩恵に感謝・感謝。
 暑さの中でも元気なのがセミやキリギリスなどの昆虫たちだ。今月はトレーラーに訪れた人懐っこい(人を恐れない?)2種の蝶を撮ってみた。
 中旬にお盆のお墓参りで自宅に戻った。岐阜はもっと暑いぞー!ゾゾ〜。



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7月の便り

 夜,デッキの外灯に集まる昆虫たちはどんどん変化している。最初にニーニーゼミが現れ,次にヒグラシ・アブラゼミ・キリギリスが加わり,もうすぐミンミンゼミとツクツクボウシもやってくる。18日に梅雨明け宣言があり,いよいよ夏本番へ突入だ。天の神様どうぞおてやわらかにー。
 この時期の夏バテ防止策と言えば,土用のウナギを食べる習慣があるが,今ちょっと話題の地元産ジビエ(写真)もいいのでは・・・




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6月の便り

 今月のビッグニュースはマイマイガの幼虫(毛虫)が周辺の地域から姿を消したことだ。バランスを保つ生態系の仕組みに脱帽!3年ぶりにさわやかな里山が戻った。8日に梅雨入り宣言があったが,晴れた日も多く,草木の生育が早すぎる。植物に乗っ取られそうな夏になりそうだ。
 谷間からウグイス・カッコー・ホトトギスの鳴き声が聞こえ,デッキ周りには蝶・ナナフシ・クワガタなどの昆虫が訪れる。これまで育ててきた食樹の成果が出てきたようだ。


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5月の便り

 今月に入っても初夏を思わせる暑い日が続き,里山は青葉に向かってまっしぐら。早すぎる季節変化に,もう草刈り・剪定・間伐などの山仕事に追われた。中旬には台風6号が通過し,異常な高温と気圧変化に体がついて行けない。どんな梅雨入りになるかは,気象庁も沈黙,心配な今日この頃だ(17日現在)。




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4月の便り

 初旬から中旬にかけては天候不順で晴れた日がほとんどなく,ソメイヨシノとエドヒガンは開花したものの雨ですぐ色あせて散ってしまった。これまでにない失望した春のスタートとなった。下旬に入ると晴れた日が多くなったが,今度は気温が急激に上昇して夏日に近い日が続いた。そして辺りは一気に新緑に変わった。目まぐるしい季節変化だ。これから先どうなることやら・・・




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3月の便り

 先月に仮復旧した排水管の先端部にもう一本ストレート管を追加し,さらに支柱も補強し,復旧工事を完了した(左写真)。排水しながらの工事は厄介だったが,これで少々の大雨でも安心なはず・・・
 中旬にはポカポカ陽気の春日和になり,生き物たちの気配は俄然春めいてきた。雑木の芽吹きが始まり,ヒガンザクラの蕾みも膨らんでいる。近くでキジの雄がケーンと鳴きながら雌を求めてウロチョロ,冬眠明けの蝶もちらほら・・・今回,エナガのしぐさがかわいく,思わずパチリ(右写真)。



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2月の便り

 3年前の大雨で西側の谷川に排水する側溝の末端部が壊れ,そのまま放置されている。この排水のほとんどは上部の民家と果樹園からなので,地元の自治会や市役所と何度も掛け合ったが,予算の都合で結局修繕の返事をもらえなかった。しかたなく自前かつ一人でやることに決めた。
 谷の傾斜は45°前後あって危険なので,まずツルハシによる足場作りから始めた。レンタルのハンマードリルを使い,もてる限りの知恵と工夫で慎重に作業を進め,3日間で仮復旧を無事終えた,バンザーイ!69歳の1人力(いちじんりき)も捨てたものではない。




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1月の便り

 今冬はスタートから寒さが厳しく豪雪の所が多い。岐阜の奥飛騨や長野の北部では例年の2〜3倍の積雪量だとか。1ヶ月以上の不在で心配になり,中旬に様子を見に出かけた。着いた日には辺りに雪はなく,これといった雪害も見当たらなくホッとした・・・が,3日後に雪が降った。




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